Monday 29 April 2013

Photo of the Day 2013.4.28.

Photo of the Day 2013.4.28.


3月25日の警戒区域再編に伴い、富岡町の一部を除いた地域で一般の人間の立ち入りが可能となった。現在、富岡町は「避難指示解除準備区域」、「居住制限区域」、「帰還困難区域」の3つに分けられている。(警戒区域等の再編に関わる説明は福島民友のウェブサイトにて詳しく紹介されているので、下記URLも併せてご覧下さい。http://www.minyu-net.com/osusume/daisinsai/keikai.html

3連休ということもあってか、富岡駅には県内外から警戒区域の様子を知る為に多くの人が訪れている。この日は千葉県から被災地支援を続けるNPOが20人程の団体で視察を行っていた。1年前に見た牛たちは姿を消していたが、津波の被害にあった家屋はそのままの状態で残されている。

駅前は毎時約0.3μSvと比較的低いものの町内や6号線沿いの車内でも毎時1μSV〜2μSvは計測された。

約1年前、一次帰宅の手伝いで富岡町を訪れた際は、白の防護服姿が目立ったが(一次帰宅ではマスクや防護服、手袋が支給された)、私が訪れた日はマスクもしていない人がほとんどだった。

警戒区域再編とは、何が目的で誰の為のものなのか。

※1年前の警戒区域の様子は下記URLでご覧頂けます。
「1年後の警戒区域を歩いて」



Friday 26 April 2013

オンラインマガジン「ひとひと」創刊。

はじめまして、当サイト運営者の小原と申します。東日本大震災の取材を続けるフリーランスカメラマンです。この度、「人々(ひとびと)」と一括りにされてしまいがちな集団の中に埋没する一人の「人(ひと)」を伝える為のオンラインマガジン『ひとひと』をはじめました。

3.11後、取材を続けてきた中で、私が強く感じ、問題意識としてもっているのは、被災地の外、もしくは被災地の中で感じるそれぞれの「距離感」と、それによって生じる様々な弊害です。その距離感を埋めていく為の写真を撮ることが出来たらと、非力ながらこの2年間撮影を続けてきました。

当サイトでは、特に日々のニュースの中で抽象化されてしまった人々の個に焦点をあて、フォトエッセイや動画の他、ラジオ(ポッドキャスト)を使って不定期に発信していきます。また、その他、気の向くままに様々なテーマの情報を共有していこうと思います。

ポッドキャストで一緒に話しをする仲間や写真を発信するカメラマン、記者の方を随時募集しております。また、取り上げてもらいたいテーマや人、もしくはご自身の状況等、是非、お知らせ下さい。(連絡先:メール hitohitomagazine@gmail.com

堅苦しくないけれども、自分たちに本当に大切なことを伝えていけたらと思っています。何よりもこれからの未来を生きる子ども達のために、少しでもまともな世の中にしてかなくちゃなと心から思っています。

どうぞ、宜しくお願い致します。

2013年4月26日(チェルノブイリ事故から27年目の日)  

小原一真